はじめに
2022年、chatGPTがこの世に公開されてからどんどんとその精度は上がっていき、今では多くの人が様々な目的で利用するようになりました。
特に外国語やプログラミング言語とは相性がよく、普段から活用している人も多いと聞きます。そんな中、プログラミング初心者でもこれを使えばiOSアプリが作れるのではと考えました。
今回開発に関わった自分を含めた4人のメンバーは、全員がプログラミング初心者(2人は授業でかじった程度、残り2人はプログラミング自体が初めて)でしたが、なんとか無事にアプリリリースまでこぎつけることが出来ました!
実際にアプリをリリースするまでには、プログラミングとして実際にコーディングを行う作業以外にもつまづきポイントが沢山あったので、このブログではそうしたものもふくめて、これから初めてiOSアプリを作ろう!という人達にむけて少しでも役に立つ情報を載せていければいいなと思っています。
リリースしたアプリについて
まずは、参考までに今回リリースしたアプリを紹介します。
配信カレンダー - 一目で分かる配信情報
こちらは、youtubeなどのライブ配信の予定を自動で反映してくれるカレンダーアプリになっています。
推しのライブ配信を見逃したくない、でも毎回予定を確認したりが手間、といったニーズに応えるアプリです。
本当にiOSアプリの作り方など何も知らない状態から約1年でこれくらいのアプリを作れるところまでいけたので、もし「こんなアプリ作ってみたい!」といったアイデアがあれば、皆さんも是非このブログを見ながらチャレンジしてほしいなと思います。
youtubeに紹介動画もありますので見ていただけたら嬉しいです
アプリ開発を始めたきっかけ
今回は、そもそもなぜプログラミング初心者にも関わらずiOSアプリの開発をしようと思ったのかを話していこうと思います。
まず、先に述べた通りこのアプリは自分を含めた4人のメンバーで作りました。自分たちは学生時代の同級生で、社会人になってからも普段からよく集まる仲でした。ある日いつものように集まって話をしている中で、ふいに「四人でなにか新しくビジネスをしよう!」という話が持ちあがりました。
そこで、まず初めに小規模なビジネスについて様々な分野から調査をするところから始めました。
初めはYouTubeでの収益化や、飲食店をやってみる事などいくつか案はありましたが、結局いいアイデアが見つからず、なかなか前に進む事のできない日々が続きました。
そんな中、初期投資が少なく始められ、かつスキルとして身につけられれば最悪ビジネスとしてうまくいかなくても、その経験は無駄にならないのではないか?といった理由から、iOSのアプリ開発にチャレンジしてみようと決めました。
iOSアプリについての勉強~chatGPTとの出会い
iOSアプリの開発は、Swiftと呼ばれる2014年にApple社が発表したオープンソースのプログラミング言語を用いて開発されます。
当然そんなものには一度も触れた事がなかったため、まずは勉強から始めようという事で、初めはUDEMYの講座をみながら勉強を進めていくことにしました。
しかし、自分たちは全員がプログラミング自体初心者であり、そもそものベース知識の無さによってあえなく挫折することとなりました。(こんな僕たちでもアプリリリースまで辿り着けたので、世の中のプログラミングに挫折経験がある方々、安心してください)
ちょうどその頃、世の中を賑わせていたのがchatGPTでした。書店には活用ガイドなどといった書籍もみられるようになり、「プロンプトエンジニアリング」という言葉もでき始めた頃です。
そんな時、プログラミングの難しさに失意していた僕たちの頭にこんな考えが生まれました。
「プログラミングの実力がなくても、chatGPTをうまく使えばアプリ作れるんじゃないか?」
そこから僕たちはchatGPTを使ったiOSアプリの開発という、今だから出来ることにチャレンジしていくことに決めました。
とはいえ基本的な知識は必要なので、まずはchatGPTを使いつつ実際のコーディングに慣れるという意味で、ハンズオン的な進め方をしている書籍を基に勉強を進める事にしました。
実際に自分たちが使用していた書籍はこちらです。
プログラミングに関する本は数年経つと内容が現在の開発ソフトのバージョンなどに適合しなくなってしまう事も多く、単純にこの書籍を勧められるわけではありませんが、この本はとてもシンプルな機能から段階を踏んで基本的な機能を搭載する練習を行えるので、初学者にとってはとても良い教材だと思います。
分からない部分が出てきた場合は、都度chatGPTにコードと質問を張り付ければおおよそほしい答えが返ってくるので、コーディングの基礎を身に着ける勉強もとても効率的に行う事が出来ると思います。
以下は実際にこのころにchatGPTに質問していた内容です。
今見返すとかなり初歩の初歩的な内容ですが、こうした簡単な質問にすぐ応えてくれるのもchatGPTを使ったプログラミングでは(特に初心者にとっては)嬉しいポイントですね。
そんなこんなでiOSアプリの基礎的な部分を学んだあと、次に考えなければならなかったのが「どんなアプリを作るか?」という事でした。
次回の投稿では、このアプリ「配信カレンダー」を作るにあたって、まずどうやって作るアプリを決めたのかについて、活用した便利なサービス・ソフトなどの紹介もあわせて説明していきたいと思います。